
うわぁ…!それはたいへん!安静にしてなくちゃ!!!

うんうん。

なるほど。かれんちゃんの気持ち、よーくわかったよ。それなら、おねえさんがひと肌、脱ぐことにしましょう♪
1日目:事故当日(2019年10月9日水曜日)
雲ひとつない青空。気温は25度。さいこーの自転車日和♪
会社から取引先の会社までは、自転車で10分。走り慣れた道。左から車が来たのが見えてブレーキをしたのだけど…。
ドンッ!!!!!
何かが当たった!と思った瞬間、目の前が真っ暗に。次に目を開けたときに見えたのは、アスファルトの地面と真っ青な顔をしたおじさん。

「大丈夫?立てる?」
ん?あれれ??立てない…!!!そして、左足がめちゃ痛い!!!!!
ついでに、頭とほっぺにも激痛。
これってかなりやばいんじゃ…と思って鏡を見た瞬間、びっくり。ほっぺたにすり傷ができていて、しかも、たんこぶのように膨らんじゃってて。思わず、泣き出しちゃいました。
わんわん泣いていると、会社の同僚くんが到着。私の代わりに、車を運転していた人や警察と話をしてくれます。
こんな状況でも、警察の人は冷静そのもの。事故状況や連絡先を聞き出し、救急車両の状況を確認。運悪く、近くの病院が空いていなくて、救急車の到着まで約20分、救急車の中で20分(受け入れ先の病院が見つからなかったらしい)待ちます。

さらに、救急車に乗って10分ほどで病院に到着。時計を見たら、事故から1時間ほど経っていました。
1.あっという間の1日
事故当日の時間の流れは、ほんとにあっという間。
- 13:30…事故発生
- 14:30…救急車で病院に到着
- 14:30〜17:00…病院で検査&処置
- 17:00〜18:00…警察へ
- 18:00〜21:00…弁護士さん&新しい病院探し
交通事故も、救急車も、骨折もすべてが人生初。Google先生に聞いても、わからないことだらけ。身も心もぐったりで、気づいたら眠っていました。
2.治療費が…払えない!?
病院では、脳神経外科(頭を見るところ)と整形外科(骨折とかを治療してくれるところ)を受診。CTとレントゲン撮影(20枚以上も!!!)をした結果、命に別状はないとのこと。
ドラマや漫画でよく見てはいたけど、「命に別状はない」って言われると、やっぱり安心。
とはいえ、生身の体が車にぶつかっているわけで。そして、診療中も左足はずっと激痛なわけで。診断結果は、
全治3ヶ月。
思わず、「仕事、今日からできるかな…。」とつぶやいたら、「2、3日は安静に」とのこと。まぁ、理想はそうなんだろうけど、そんなわけにもいかないので、結局、次の日から仕事しちゃいましたけどね。
ちなみに診断結果(病名)は、以下のとおり。
- 頭部打撲(頭を打っちゃったやつ)
- 右鎖骨部打撲傷(鎖骨になぜか傷があったらしい)
- 右膝部挫創(挫創=ざそうは、切り傷のこと)
- 左足部挫傷(靴は破れていなかったのだけど、なぜか親指から血が…)
- 左中足骨骨折(タイヤに踏まれて骨折しちゃったところ。2本骨折)
- 顔面挫創(右のほっぺたに切り傷と打撲)

左足の骨折は手術不要で、シーネを装着して完了!松葉杖の使い方も教えてもらって、あとは支払いを待つばかりです。
豆知識:ギプスとシーネの違い
- ギプス:ドイツ語の「石膏」から来た言葉で、患部全体を覆うもの。最近はプラスチック製で軽いものが使われている。
- シーネ:患部の固定を行うための添え木のこと。半分しか覆われていないため包帯で固定が必要。

病院での支払い金額は…なんと、約9万円!
「そんなお金持ってない…」と伝えようとすると、病院の人が、交通事故の場合の治療費について、いろいろと教えてくれます。
- 通常は、車に乗っていた人が加入していた保険から支払われる。(自動車を持っている人は、絶対に保険に入っているので)
- 保険会社から「治療費を支払う」という確約が取れれば、本日の支払いは不要。
- なので、保険会社の人から病院に連絡してほしい。

パニックになりながら保険会社に連絡をして、担当の方に事情を説明すると、すぐに病院に連絡をしてくれるとのこと。10分後には保険会社と病院との間で話がついて、窓口での支払いはしなくていいことになりました。
すべての病院、保険会社で、同じ対応をしてくれるとは限らないみたいなのですが、相手が車で自分が自転車か徒歩だった場合には、聞いてみる価値はありそうです。
3.弁護士さんを探せ!
交通事故に遭うと、
- 治療、通院、リハビリ
- 保険会社とのやり取り
- 警察の事情聴取
…などなど、当日からやらなくてはならないことが、たくさん出てきます。
加えて、心配なのが、
- 治療費
- 後遺症が残った場合どうするのか
- 会社で仕事ができない分の保障
- 当面の生活費
- 慰謝料、損害賠償は請求できるのか
…などなど、お金に関すること。
交通事故の場合、過失割合(発生した交通事故に対する責任(不注意、過失)の割合のこと)によって、慰謝料や治療費の負担分が変わってくるらしいのですが…そんなこと、素人にはわからないですよね。

そんなときに頼りになるのが、弁護士さん。
といっても、顧問弁護士なんていないし、知り合いもいない。というわけで、ネットで検索!
いくつかよさそうな弁護士事務所を見つけたものの、すでに18時を過ぎていて電話が繋がらなかったり、「紹介がないとダメ」と言われたり…。この時点で心も体もエネルギーが切れて、そのまま寝ちゃいました。(→2日目へ)
2日目:事故から1日経過→お仕事復帰!?(2019年10月10日木曜日)
ロキソニン(鎮痛剤)のおかげで、夜はぐっすり。包帯でぐるぐる巻きになった左足を見て、事故に遭ったことを思い出す始末。

基本的にかれんちゃんは、過ぎたことはすぐに忘れちゃう性格。楽観的で、しかも能天気なので、生きている&痛くなければ「平気、平気♪」と思っちゃうんです。
とは言いつつ、交通事故後にはやることがいっぱい。
- 整形外科を探す(救急車で運ばれた病院は遠すぎるので)
- 弁護士さんを探す
- 骨折や内出血(顔の傷が青あざになっちゃってるので)を早く治る方法を探す
- 保険会社の人と話す
といったタスクをこなしつつ、お仕事もしなくちゃいけません。まずは、交通事故関係のTo Doリストをつくって、ひとつずつやっていきます。
1.続・弁護士さんを探せ!
昨日の夜の時点で弁護士さんを見つけられなかったので、弁護士さん探しを続行です。その中で、素晴らしい対応をしてくれたのが、弁護士法人ALG&Associates(交通事故の相談:0120-672-238)。
- 過失割合について(事故の状況を聞いた上で、いろいろ教えてくれました)
- 弁護士費用特約について(家族が入っていれば、使えるらしいです)
- 保険会社に聞いておくこと
- 今後、やるべきこと
- 弁護士費用はいくらかかる?慰謝料でもらえる金額よりも高くなる可能性は?
などなど、次から次へと出てくる疑問に対して、1時間近く電話で丁寧に答えてくださいました(無料なのに!)。
しかも結論としては、今すぐに弁護士を頼む必要はない&過失割合によっては弁護士を頼まない方がいい、というもの。
無料なのに、ここまでしてくれるなんて…!!!!!
誠実で心のこもった対応に感動しつつ、何かあったら絶対にここに頼もう!と決心しました(▽◕ ᴥ ◕▽)キリッ
2.保険会社の人と対決!?
弁護士事務所でのアドバイスにしたがって、次は、保険会社に連絡をします。
「保険金の支払いは少ない方がいいわけだから、保険会社の人のいうことは鵜呑みにしないように」と言われていたので、臨戦態勢。戦う気満々で、電話をかけます。

と思ったら…あれれ?
- 担当者の男性の対応は、終始、穏やかで丁寧
- 過失割合も、弁護士事務所から言われていたのとほとんど同じ
…と、戦う気配はまったくありません。
しかも、
- 過失割合についての調査方法(判例タイムズなどを使って、過去の判例から調べるそうです)
- 治療費や慰謝料、損害賠償の計算方法
- タクシーなどの交通費について(病院や薬局の行き帰りは、タクシー代が治療費の一環として出る)
- 交通事故で健康保険を適用する場合にやるべきこと(説明だけじゃなく、申請も代理で対応してくれる)
- 新しい病院や薬局での手続き(窓口で支払いをしなくて済むように手配してくれる)
…などなど、至れり尽くせりの対応。もしかすると、弁護士に依頼させないための戦略なのかもですが、弁護士事務所と同様の誠実な対応に感動(๑✧∀✧๑)
しばらくは弁護士さんを頼まない方向で、様子をみることにしました。
3.どこに行くにもタクシーでセレブ気分♪
今日の最後のタスクは、お仕事です。
事故に遭ってから24時間で仕事復帰なんて!と、お医者さんに怒られそうですが、何かに集中してる方がアドレナリンが出て痛みが減る気がするんですよね(あくまで気がするだけなのですけど、ね)。
なーんて、強がってみたものの、電車で40分、駅から徒歩10分の場所に、慣れない松葉杖で行くのは不可能です。

そこで、会社からクライアントのオフィスまでは、タクシーで行くことに。「MOV」というタクシーの配車アプリを初めて使ってみたのですが、これ、めちゃくちゃ便利ですね!
アプリを立ち上げると、今、いる位置が地図上で表示されます。「ここで乗る」をタップして行き先を入力すると、だいたい5〜10分くらいでタクシーが来てくれるんです。
迎車料金+運賃という、わかりやすい料金設定なのも、助かりました♪

会社の目の前からタクシーに乗って、約30分。クライアントのオフィス前までタクシーで乗り付けて、気分はまさにセレブ✧٩(ˊωˋ*)و✧
帰り道も、もちろんタクシー♪
タクシー料金は、保険会社から補償されないかもしれないのですが、駅やホームは危険がいっぱい(´;ω;`) これ以上の怪我を避けるためにはタクシーが一番だし、たまにはセレブ気分を味わってもいいかなーって笑
事故から2日目で、早くもいつもの(能天気な)調子を取り戻した、かれんちゃん。3日目以降のお話については、また後日改めて、お話させていただきたいと思います。 |